戻らないかつての風景

コロナ感染患者の減少によって間もなく非常事態が解除される地域が出てくる。都内も6月には外出自粛が解かれるだろう。だからといって以前のような経済、社会活動が戻ってくるだろうか?

一旦巣ごもり生活を強いられた人々にとって完全にコロナが収束しない以上、かつてと同じ生活スタイルに戻ることはない。第二波、第三波の可能性は常に存在するから今から2,3年は感染が怖くて外出を避ける人々が少なくないと思う。だから不特定多数が集まる飲食店や娯楽施設などの完全復活はあり得ない。そうなると労働市場の先行きは相当悲観的だ。公的支援が不可欠な所以である。

だから「最後の」セーフティネットと言われる生活保護の重要性が増す。雇用崩壊が起きている以上、既に「最後の」ではなく「最初」のセーフティネットと言うべきかも知れない。国は出し惜しみせず、生活保護を柔軟に適用すべきである。加藤厚労大臣も先日のNHK討論会で「生活保護の適用条件を柔軟に対応する通知を全自治体に出した」?と言っていた。だから皆さん、安心して生活保護を申請しよう! 少なくともあのベーシックインカムが実現するまでは。

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