貧しい人はさらに貧しく
コロナで自宅待機、またはリモートワークが出来る人はまだいいが、飲食店や工事現場、集配作業、福祉現場などではリモートで仕事が出来るケースは管理やエンジニアなど少数を除いてほぼ無理、絶望的だ。だから生活のためにはコロナ感染というリスクを背負いながら毎日決死の思いで仕事場に出掛けざるを得ない。
それでも労働現場のある人はまだいい。コロナの影響で就労機会のチャンスは益々狭まり、雇用の幅は縮小の一途だ。自粛で失業しようものなら次の新しい職場はもうないのである。だから貧しい人はさらに貧しくなっていく。
一方で富裕層の多くはテレワークやリモートワークの機会がある職場環境におり、感染リスクも貧困化も無関係だ。さらに金融や株取引のトレーダーはコロナ禍で上下する株価で大儲けしている人も少なくない。
貧しい者はさらに貧しく、富める者は益々豊かになるという二極化する悲しい現実がこのコロナ禍で際立ったといえよう。