資源高騰で潤う大手商社

現在の国民生活苦境の大きな原因は石油や天然ガスなどの資源高や円安などであるが、逆にそれら資源価格の高騰や円安等の恩恵で過去最高益を更新しているのが三井物産や三菱商事などの大手商社なのである。かつて経験したことのないくらいの物価高で苦しむ国民をよそにたとえば三菱商事の純利益は前年同期比3倍弱の5339億円に膨れ上がった。三井物産も石油価格上昇で純利益が前年同期比43%増の2750億円となった。おかしくないだろうか?
資源価格高騰を理由に元売り価格を適正価格以上に上げ過ぎているのであろう。買い取りコストや輸送代など必要な上昇分の価格転嫁は止むを得ないにしても、それ以上の価格操作をしているからこそ資源関連商社が大儲けを出来ているのである。ドサクサ紛れでバックマージンを吊り上げてしまっているのだ。
火事場泥棒のようなこれらの悪徳商社を監視し、法外な儲け部分は税金で取り返すことこそ政治に求められている。政治献金やパー券購入で同じ穴の狢化している政権与党に期待は出来ないので野党に頑張って貰うしかない。