茶番政治こそ変えたい

先の衆議院本会議の採決場面でれいわ新選組の櫛淵万里議員が予定調和のような議事進行に思い余って「与党も野党も茶番」というプラカードを議長の前で掲げてしまったことで登院停止10日間の懲罰を喰らった。

これまで国会の委員会等では与野党問わず多くの国会議員が奇天烈な文言句のプラカードをこれ見よがしに掲げても今回のような懲罰動議に至らなかったのに何故?やはり今回の「茶番」というキーワードにどの議員も心に深く刺さってしまったからなのだろう。正に国会議員の発想や行動様式はいつも想定内、文字通りの茶番劇極まりなのだから呆れてしまう。

もし国会が茶番でなければ、どの議員も櫛淵議員の掲げたプラカードに違和感は感じても一笑に付すかスルーするだけであっただろう。しかし事実はそうはならなかった。与野党問わずみんな激怒してしまった。本質を見抜かれてしまったからだ。かくして懲罰動議という更なる茶番の上塗りが始まった。もう笑うしかない。

こうした茶番政治を変えることの重要性を今回の騒動で改めて認識したのは私だけではないだろう。正に従来政治の右も左もそして上も下も対決しようが抗争しようが茶番でしかない事実は明々白々だ。そんな見せかけの劇場型政治に時間と労力とお金をかけるより、さっさと国民の生存と安全を保障する政治体制を構築すべく「茶番政治変え隊」って新党はどうかな?