敵国条項ある限り、、、

国連憲章では、日本は依然敵国であるがゆえに戦争はもとより国際紛争を解決する手段として武力行使は認められていないのだ。だから憲法9条のみ改正しても日本は国際紛争を武力で解決することは永遠に出来ず、ましてや敵基地先制攻撃などそもそももってのほかなのである。にもかかわらず憲法改正さえすれば交戦権が事実上認められるとする与党側の見解は間違ってはいないか。
ウクライナの惨禍を鑑みて核兵器を含む攻撃力を高め、憲法改正することが日本の安全保障にとって不可欠であると言い始めているが、今回の侵攻に当たって火事場泥棒的に自らの軍拡路線を正当化しようとする試みには辟易する。行きつくところは北朝鮮である。核兵器搭載可能な大陸間弾道ミサイルで周辺国を脅迫し、権勢の限りを尽くす首領の発想は日常的に威嚇と暴力の戦争状態を作り出し続けることにある。暴発気味の軍事力で脅し続けることで、自国民はおろか世界のどの国も侵略されて力の犠牲者になってしまう。
「平和ボケ」ならぬ「戦争ボケ」に陥るような軍国主義国家になってしまってはいつか来た道と同じである。